第11頁 フォアグラなど禁止 食文化と動物福祉のはざまで【ブラジル発】

サンパウロ市、2026年7月24日 — ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領は24日、フォアグラなど動物への強制給餌によって生産された食品の製造・販売を全国で禁止する法案に署名した。法律は官報に掲載され、180日後に施行される。

禁止対象には、フランス料理の高級食材として知られるフォアグラのほか、動物への強制給餌によって生産された食品が含まれる。法律では、強制給餌を「動物の自然な満腹の限界を超えて餌や栄養補助食品を摂取させる機械的または手作業による方法」と定義した。

違反した場合、野生・家畜を問わず動物虐待に当たるとして、3カ月以上1年以下の禁錮刑と罰金が科される。(EFE)

写真:19世紀末から20世紀初頭頃のフランスにおけるフォアグラ生産のための強制給餌の様子

地元メディアによると、ブラジルはインドに次ぎ、動物への強制給餌による食品の製造・販売を全面禁止する世界で2番目の国となる。(EFE)

世界のフォアグラ生産規制(赤=生産禁止、青=主な生産国)   TiagoHKG(CC BY-SA 4.0)

フォアグラはカモやガチョウに餌を強制的に与えて肝臓を肥大化させる製法で作られることから、長年、動物福祉の観点で議論の対象となってきました。一方で、フランスでは伝統的な食文化を代表する高級食材としても知られ、各国で評価が分かれています。(編集部)

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